WEB漫画『痴漢男』を知っている人はどれくらいいるのだろう
こんばんは、ミナミです。
土曜日で休みだやっほい!ってことで部屋の掃除したり買い物したりして一息ついたところで
最近PCの整理してないなー
と思い出し、整理していたら懐かしいモノを発見しました。
それは、『痴漢男』というWEB漫画のデータ。
みなさん、『痴漢男』ってしっていますか?
痴漢男について
ちょっとネタバレも含まれるけれど、wikipediaからの引用。
ある人物の2004年11月5日の投稿からすべてが始まった。アニメと爬虫類にしか興味のない20歳の大学生が、ある日女性に痴漢に間違われた。後日なんとか誤解が解け、その男(痴漢男)は女性(後に勘違い又はカンチと命名)のストーカー被害の相談に乗っているうちに、彼女にほのかな恋心を抱くようになる。話が進むにつれ、「カンチ」の友人「関西」「ロリ巨乳(ロリ)」も登場し、ここに女の子3人との不器用な恋物語が始まる。女の子達と友達として付き合っていくうちに、痴漢男は自分の関西に対しての本当の気持ちに気付く。そして、ついに痴漢男は関西に思いを打ち明けるのだった。
有名な『電車男』と同じ、インターネット上の匿名投稿掲示板(2ちゃんねる)へ書き込みされた物語。
個人的には電車男よりも痴漢男の方が好きです。
痴漢男のおもしろさ
電車男よりも痴漢男の方が面白いと言いました。
どちらも内容的には好きになってそれが成就するっていう内容なんですが、電車男の場合と痴漢男の場合ではそこに至るまでの紆余曲折の程度が違います。
やっぱり話はちょっとこじれていた方が面白い。
痴漢男は電車男にはなかったような「リアリティ」や「かけひき」が多分に存在します。
年齢も20のそれも大学生が主人公ということもあって、主人公の思考も短絡的で若気の至りMAXなのですが、そこが人間臭くて逆にいイイ。
特に僕が初めてこのWEB漫画を読んだのは19歳の頃だったのですごく共感しながら読んでいたのを覚えています(ちなみにそのころ僕は浪人生でした)
面白い、けれど今は幻の存在
そんなすごく面白い『痴漢男』のWEB漫画ですが、現在はおそらくネット上では見ることができません。
『痴漢男』をWEBで公開していたのは、現在は漫画家、当時は学生(おそらく)だったYOKO氏です。
彼が当時作ったWEBサイト上でこの作品を発表し、WEB漫画として連載していました。
当時のネットではすごい人気だったのを覚えています。
ですが、彼も商業漫画家として本腰を入れるために、WEBでの更新を辞めると宣言しました。そしてWEBサイトを閉鎖する前に、zip形式のファイルで無料で期間限定WEB配布していました。
そしてその時に手に入れたデータが、今回見つかったデータというわけです。
見返してみて、今はもうアラサーのおっさんになりかけているけれどすごく若々しい気持ちになりました。
20歳くらいの頃って本当に、青かったなあとか、女の子に対して不器用だったなあとかそんなことを思っては読んでしまいました。まあ今も女の子に対して不器用なんですけど。独身だし独身だし独身だし。
そんな『痴漢男』を知っている人はどのくらいいるんだろう
ふと思った。
「痴漢男を知っている人はどのくらいいるんだろう」と。
リアルタイムで更新されるのを楽しみにしながら見ていた人、あとから見た人。
読んだ人ならきっとわかってくれると思うのだけれど、すごく面白いんです。
漫画として単行本出たら即買いまったなし!くらいに面白いです。
映画化して書籍化したのだから、あとはアニメ化、漫画化すればいいのに、と思ってしまうくらいに(ちなみに映画と書籍は微妙でした。)
著作権とかいろんな問題が絡んでくるのかもしれないけど、是非ともそういった話が出ないかなあと思っています。
同じように感じている人がたくさんいれば、YOKOさんにも協力してもらえないかなーとか妄想しています(はた迷惑な話です。笑)
10年くらいの時間を経て、読み返したWEB漫画。
やっぱり漫画はいいなあ!と改めて感じた土曜日でした!
『痴漢男』番外編より
おしまい!