ミナミ向き!

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全力雑記

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『げんしけん』と僕の青春

こんばんは、ミナミです。

 

ついに『げんしけん』の最終巻を買って、さっき読み終わりました。

 

 

 げんしけんってなに?って人のために一応簡単なあらすじを。

 

とある大学のとあるサークル「現代視覚文化研究会」、略してげんしけんに所属しているメンバーが
日々漫画やアニメやゲームについて語ったり語らなかったりコミケ行ったり行かなかったりする
オタク日常漫画。

 げんしけん - ストーリーを教えてもらうスレ まとめ Wiki*より

 

まあこの説明じゃ「なんのこっちゃ」って思うかもしれません。

あんまり書いちゃうとネタバレになっちゃうのでそれでも構わないよ!って人はWikipediaを参照してください。

 

げんしけん - Wikipedia

 

 

僕としては今まで読んだ漫画の中でもかなり上位にランクインしているこの漫画。

いつかは終わってしまうのは分かってはいても終わらないで~って思っていました。

 

 

が!!!

 

 

終わってしまいました~。

僕は単行本派なんで連載で終わっていたのは知っていましたが。

いざ最終巻が出されて、その現実を直視したとき、震えました。

私生活でも仕事でも滅多に動揺を見せることがないことで定評のある僕が動揺してしまいました。

それには、僕と『げんしけん』には深い絆のようなものがあるからです。

 

 

『げんしけん』との出会い

 

そもそも僕と『げんしけん』との出会いは大学生時代にさかのぼります。

当時、大学生だった僕は適当にサークルに入りながら授業にも出てバイトもして暇なときはアニメ観て、暇じゃないときもアニメ観てるような大学生の鏡でした。

そんなアニメ観てるような日々の中で『げんしけん』のアニメに出会いました。

そしてハマりました。

 

 

こんな楽しそうなサークルがあるのか、と。

 

 

いや、勿論アニメの世界ですから?

こういうサークルが仮に現実にあってもこんな風に楽しいとは限らないってのも分かってました。

現実世界にあったとしてもただ痛いだけだろうなーとか考えちゃったりしてました。

でもでも、こんなサークルがあったらなあ、なんて思いながら過ごしてたんですね。

 

 

『げんしけん』を真似てサークルを作ろうとする

 

そんなある日、ふと思いついたんです。

 

 

『げんしけん』みたいなサークルがないなら作ればいいんじゃね?、と。

 

 

そこで作ってみることにしました。

まずはサークル申請に必要な書類を受け取りに学生課へ。

 

ぼく「サークル申請書ください!」

学生課「申請には責任者の先生と来てください^^」

ぼく「・・・・・・」

 

 

そんな先生いねええええええええ!

 

大学にいるどの先生が好き好んでオタクサークルの顧問なんてやろうって思うか。

っていうか大学なのに顧問の先生とかいるの?馬鹿なの?

もーっちょっと自由にやらせてくれよおおおおお。

 

ということで大学公認サークルを作るのはあきらめました。

 

 

非公認サークルを作る

 

公認サークルが作れないなら非公認サークルを作ればいいじゃないか!

 

との友人にしてサークルメンバー(仮)のありがたいご指導のもと、非公認サークルを作りました。

大学非公認なので特に部室をもらえるわけでもなく、部費みたいな支援があるわけでもないけれど。

とにかくやっとサークルが作れたのです。

その感動たるやもう表現のしようがないくらいでした。

メンバーは5人。

同じ学科の仲間で完全にノリでつくったようなサークル。

でも、ここから僕の青春は始まったのです。

 

 

コミケにいく

 

 さて、サークルを作ったらやってみたかったこと、それは

 

 

コミケに行く

 

ということでした。

ちなみにコミケをしらない人はWiki先生で勉強してください。

コミックマーケット - Wikipedia

 

 『げんしけん』の中でもコミケは一大イベントとして描かれていて、僕はどーしてもそこに行ってみたかった。

きっと色んな楽しいものがたくさんあるんだろうなあ!とか考えちゃったりしていました。

そして、入念にコミケについて調べ始めました。

 

・どういったイベントがあるのか。

・前泊してからいくのがいいのか。

・日程はいつからなのか

・お金はどのくらい必要なのか

 

などなど。

サークルメンバーと入念に打ち合わせをして、3日間あるうちの2日目に行くことにしました。

2日目にした理由は

 

真ん中だとなんかよさげだと思ったから

 

という完璧な理由です。

そしてわくわくしながらコミケ当日を迎えました。

 

 

ついにコミケ当日

 

そしてついにコミケ当日。

当時は高速道路が1000円均一なんていう今では考えられない政策が行われていたこともあって車でコミケ会場までいく事に。

サークルメンバーで乗り合わせてにぎやかな車内!かと思いきや全員の顔が死んでいる。

実はですね、

 

 

前夜、コミケに行けるって興奮する

ノリでみんなで前夜祭始める

アニメ鑑賞しながら徹夜で麻雀

二日酔い・寝不足状態で当日を迎える

 

 

という実に大学生らしい(?)出来事がありまして。

全員、内心では「一刻もはやく寝たい」と思っていました。

運転する人、助手席で運転者を励ます人、それ以外は全員死んだように寝るという車内構図。

いま思い返しても「あほだなあ」と思います。

 

 

いざ、コミケ会場へ

 

なんやかんやありましたが。

コミケ会場に到着。

会場の感想を一言で述べれば、

 

 

でかあああああああああああいっ!!!説明不要!!!!

 

ってくらい、会場でかいです(そりゃビックサイトって名前がついてるくらいだもんね)

 

ちなみにビックサイト↓

 

f:id:minamimuki373:20161218215012j:plain

 

・・・なんかもう要塞!ってかんじだよね。

愛知の片田舎から出てってこんなん見たらビビるわ、まじで。

このでっかい建物の向こう側にいくつも会場があるんですが。

それも、広いんですね、半端なく。

 

そんな広い会場を、二日酔い&寝不足の5人組が歩き回るとどうなるか。

しかも、お盆の時期なので夏真っ盛り、気温も35度あたりまえ。

それに加えて、すさまじいくらいの人の多さ。

3日間で40万人が来場するというコミケ。

1日平均13万人以上。

そんなところに二日酔い&寝不足の5人がいくとどうなるか。

 

 

5人中3人タンカで運ばれました(本当に)

 

残りの2人はずっと車の中で寝ていたので事なきをえました。

ちなみに僕もタンカで運ばれました。

倒れてたんでぜんっぜん記憶にないですけどね!!

 

きがついたら知らない白い天井でしたね!

救護室みたいなところで横たわっていました。

友人による証言によれば

 

「撃たれた人みたいにきれいに崩れて倒れた、100点満点の演技力だった」

 

とのこと。

100点満点ちゃうわ!!!

ガチなやつや!!

 

ちなみに残りのタンカで運ばれた2人はトイレ待ち中に倒れたとのこと。

そっちの方がおもろいやんけ!!

 

 

さようなら、コミケ

 

そんなこんながあり、命の危険を感じた僕たちはコミケ会場を早々に後にすることに決めました。

あんなに楽しみにしていたコミケ。

でもいざ行ってしたことと言えば

 

・ちょっと物色(ほんとちょっと)

・トイレ

・タンカで運ばれる

 

この3つくらいでした(真面目に)

この3つをするためだけにわざわざ愛知から東京まで行ったわけです。

男5人でお盆期間に実家にも帰らずに。

ゴメンナサイご先祖様。

ありがとうスタッフの人たち。

 

 

その後のサークル

 

その後、サークルがどうなったかと言えば、まあ、わかりますよね?

 

 

なくなりました!

 

コミケでの失態があったこと、は直接の原因ではないのですが、まあなんというか

 

 

別にサークル作らなくても友達とアニメについて話したりしてれば楽しくね?

 

 

っていう理由です。

サークルって形にしちゃうと非公認でも色々と面倒なことがあるっぽくて(大学絡み)

ならいっそ自由気ままに身内だけにしとこうよってなるのは当然で。

そんなこんなで、僕の「げんしけんみたいなサークル満喫青春ライフ」は幕を閉じたのでした。

 

 

そんなアホなことをしていたときから大分時間もたって、僕もアラサーなんて呼ばれる年代になってきました。

あの時に出会った漫画が、この歳になって完結するっていうのはなんだか感慨深いものがあります。

いま読み返しても相変わらず面白い漫画だなあって感じるのはあんな経験があるからなのか、漫画として本当に魅力的だからなのか。

どっちなのかはわからないけれど、でも、僕は本当に好きな漫画の1つです。

 

気になった人にはぜひぜひ読んでもらいたい漫画です。

 

おしまい!!!!